
リフトアップ効果が高いのはどっち?
【スプリングスレッドVS他の施術】
※本サイトで提供しているすべての情報は、六本木境クリニック・境 隆博院長の見解によるものです。
フェイスリフトにはいくつか種類がありますが、気になるたるみ部分をダイレクトに切る「フェイスリフト手術」について、具体的にどのような手術なのか、痛みがあるのか、どんなリスクや後遺症が考えられるのか、切るフェイスリフト手術はどんなたるみに効果が得られるのか、調べました。
日本形成外科学会専門医である境院長のコメント付きです。
気になる顔のたるみにメスを入れて、リフトアップ効果をねらうフェイスリフト手術の仕組みやメリット、デメリット、「バッカルファット」について解説します。
フェイスリフトとは、一般的に顔のたるみを取り除く施術を指しますが、ここでは「切るフェイスリフト」について解説します。
皮膚を切開して、余った皮膚を切り取ってたるみを引き上げ、縫い合わせるのが切るフェイスリフト。
実際に皮膚を切り取って引き上げるため、たるみやシワを改善することができると言われています。
フェイスリフトの手術では、耳の近くやこめかみのあたりを切開して、そこから皮膚を引き上げますが、解消したいたるみから遠い部分だと、その効果が及ばないこともあります。
フェイスリフトの手術は、メスを入れる深度や手術方法によって、大きく3種類に分けられます。
・皮膚切除のみのフェイスリフト…皮膚・皮下組織までを剥離して引き上げる。軽いほうれい線の場合に行われる。
・SMASリフト…皮下組織の下のSMAS筋膜までを剥離し、引き上げる手術。皮膚のみの手術よりもほうれい線の改善効果が高いとされている。
・骨膜下リフト…骨膜の下を剥離して、顔の組織を引き上げる。頭部から内視鏡で行うと、手術時間は長いが、傷跡が小さく腫れが少ない。
切るフェイスリフト手術でできること
切るフェイスリフト手術でできないこと
切るフェイスリフトの特徴
手軽さはないが効果はある
手軽さ | 切る手術のため、手軽に行えるとは言い難い 術後のダウンタイムも余裕をもって想定しておく方が安心 |
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痛み | 術後数日~1ヶ月程度は、引きつれや違和感がある |
ダウンタイム | 切る手術のため、強い腫れやくみ、内出血などが1~2週間ほど続く。術後3~4日は包帯などで固定 |
持続期間 | 半永久的。少なくとも5~10年は持続 |
バッカルファットとは、頬筋と咬筋の口側前縁にある脂肪の塊のこと。このバッカルファットが、加齢や筋肉の衰えなどによって垂れ下がると、ブルドックのように頬がたるんでしまうと言われています。
このバッカルファットを除去することで、頬のたるみやほうれい線を改善することができるそうです。
バッカルファット除去は、小顔効果が得られるため、若いうちから受ける人もいるようです。
バッカルファットを取り除くためには、口の内側から1~2センチほど切開し、バッカルファットを引き出して切除します。
口の中を切りますが、粘膜なので治りが早く、傷も目立ちません。術後も腫れづらいので、周囲にバレにくい施術と言われています。
【ここで紹介している手術について】
監修医師Supervised
六本木境クリニック
境 隆博(形成外科医)
カウンセリングから施術まで、すべて私が担当します。
たるみの本質と向き合い、一人ひとりに最も適した治療を提案いたします。
ひとりで悩まないで、
相談に来てください
私は美容医療に携わっていますが、受けなければいけない美容医療なんてないと思っています。
ただ、誰にでもコンプレックスや悩みがあって、それが自分の顔や外見に関することの場合、誰かに相談するのは勇気がいることです。
私は、そういった不安をすべて解消すること、その方にとって最適な施術を考えること、前向きな気持ちになれることを心がけています。
また、美容医療はイメージだけでなく、料金・効果・安全性も考慮して検討するものです。 私は不安が完全になくなるまで、施術は受けるべきではないと考えています。
だから、どんな些細なことも、ご相談ください。
顔のたるみ・シワに関する不安・疑問など、
ご予約は、お電話のみ受け付けています。
境院長よりコメント
Doctor’s comment
バッカルファット(切開)より、顔のたるみを自然に改善する施術があります
切る手術の番外編として、フェイスリフトではない切る手術(口の中を切る手術)にバッカルファット除去と言う手術があります。
頬には皮下脂肪の他に、深いところにバッカルファットと言う脂肪があります。
バッカルファットはこめかみ・頬骨付近からほうれい線やマリオネットライン・フェイスラインあたりまで広がっていて、この脂肪の下垂が顔の正面部分のボリュームやたるみと非常に大きな相関関係があることが分かっています。
バッカルファット除去の手術では皮膚表面にキズは付きませんが、腫れが出ます。また、バッカルファットを中心とした深いところの脂肪やボリュームはこめかみ・頬骨付近からほうれい線やマリオネットライン・フェイスラインあたりまで広がっています。
このため、バッカルファットを除去するとだるま落とし的に、除去した部位よりも上の部分が下に下がり、上の部分のボリュームが減ります。実際にバッカルファット除去後、目の下やこめかみのボリュームが減って、くぼんで貧相な顔になったり、目袋が目立つようになったという話も多く聞かれます。
バッカルファット除去より、顔のたるみを自然に改善する施術があります。たるみ治療で特に重要なことは、「下方移動したバッカルファットやボリュームを適切な位置に戻すこと」です。
私が一番おすすめするバッカルファットに着目した顔のたるみ改善方法は、スプリングスレッドです。
スプリングスレッドは、バッカルファットを若い頃の位置に近づけることができるので、目の下、ゴルゴラインからほうれい線、マリオネットライン、フェイスラインから首までの全顔的で自然な仕上がりが得られると思います。
また、バッカルファットが垂れ下がるのは加齢や筋肉のおとろえと言うよりも、お顔を強くさわることによって、靭帯などの支持組織がゆるむことこそが一番の原因だとわたくしは考えています。