リフトアップ効果が高いのはどっち?
【スプリングスレッドVS他の施術】
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目の上
(上まぶた)
まぶたのたるみに悩んでいる女性は、とても多いです。
ツボ押しやマッサージをしても、まったく効果がない!という人もいます。
まぶたのたるみの主な原因は加齢と言われていますが、それだけでしょうか?まぶたのたるみ改善に効くと言われている「ボツリヌストキシン注射」、「サーマクールアイ」、「眉下切開」の治療法についても紹介します。
まぶたのたるみを改善する
治療方法は?
まぶたがたるむ原因とその治療について、まとめました。六本木境クリニック・院長の解説つきです。
まぶたがたるむ原因は?
まぶたがたるむ一般的な意見とは…
- ・加齢によって目のまわりの筋肉が衰えたり、脂肪がたまって皮膚が下がる。
- ・加齢によってコラーゲンやヒアルロン酸が減少するため、肌のハリが失われれる。
- ・ハリが失われると肌の内部がしぼんでいる状態になり、まぶたがたるむ。
- ・まぶたを持ち上げる筋肉が衰え、たるみ、視野が狭くなると眼瞼下垂症となる。
しかし、わたくしはまぶたのたるみは靭帯などの支持組織のゆるみが原因であり、眼瞼下垂の原因は眼瞼挙筋腱膜のゆるみがほとんどであって、ともに、まぶたをこすることによって引き起こされると考えています。一度起こってしまうと元に戻らないようなものに対しては、加齢によるものであると勘違いされがちです。
ハリは、コラーゲンやヒアルロン酸の減少だけでなく、紫外線や乾燥によっても失われます。
また、洗顔などの際に皮膚を強くこすってしまったり、目をかくことが多かったり、まぶたを刺激することが多くなると、皮膚が伸びてしまい、まぶたがたるんでしまうと言われています。
このほか、パソコンやスマートフォンの画面を長時間見続けることによって、無表情でいることが多くなり、表情筋が衰えて、目のまわりの筋肉が衰えてしまうことで、まぶたがたるんでしまうことがある。太りすぎたり痩せすぎたりしても、まぶたのたるみの原因になることがあるとも言われています。
さまざまな原因が言われているまぶたのたるみですが、それらのほとんどは付け足し的なものであって、わたくしはまぶたをこすることこそが、圧倒的な主犯格であると考えています。まぶたをこすることによって、靭帯や腱膜などの支持組織がゆるむことこそが、まぶたのたるみの本丸だと思われます。
まぶたのたるみの代表的な治療はこの3つ
ボツリヌストキシン(注射)って、
どんな施術?
ボツリヌス菌から作られるボツリヌストキシンは、表情じわの改善で用いられることが多いのですが、まぶたのたるみを改善するために使用されることがあるそうです。 まぶたがたるむ原因はいくつか考えられますが、ボツリヌストキシンが有効なのは、筋肉の働きの影響でたるみが起こっている場合だそうです。 例えば、目を閉じるための眼輪筋という筋肉がありますが、ボツリヌストキシンは、神経伝達物質のアセチルコリンの分泌を阻害する働きがあるため、こうした筋肉を一時的に麻痺させます。つまり、筋肉を動かすという指令が伝わりにくくなるため、筋肉はリラックスした状態になります。
まぶたのたるみの原因が筋肉の働きに関わっている場合、ボツリヌストキシンによって筋肉をリラックスさせることで、たるみの改善が期待できるそうです。
まぶたのたるみと同時に、目のまわりのシワの解消も望めると言います。
アレルギーなどの副作用もほとんどないので気軽に受けられる施術のひとつです。
費用目安は、1万円~5万円程度です。
向いている人
- 切る手術をしたくない人
- おでこや目尻のシワを解消したい人
向いていない人
- まぶたのたるみを解消したい人
- リフトアップをしたい人
- 70代以上の人
- まぶたが重く、眉を上げる癖のある人
- 神経や筋疾患のある人
- ボツリヌストキシンアレルギーの人
- 妊婦、授乳中の人
効果の持続期間 | 即効性があり、術後まもなく効果が実感できる。効果の持続は半年~1年ほど。 |
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ダウンタイム | 治療時間は5~10分。ダウンタイムはほとんどない。まれに血管に傷をつけて内出血などを起こしてしまった場合、腫れが完全に引くまでは1週間~10日ほどかかることも。 2~3日、むくみのような感覚がある場合もある。 |
注意点(リスクや副作用) | ・基本的にたるみには対応できない ・副作用として考えられる症状に、脱力、注射部の痛み、発疹、筋痛などがある ・注射部位が腫れたり、皮下出血で赤黒くなることがある ・血行が良くなると腫れや内出血が起こりやすくなるため、注射後2~3日は、激しい運動や飲酒は避ける ・経験の浅い医師が施術すると失敗することもある ・タンパク質が主成分なため、抗体がつくられて効果が次第に弱まる |
サーマクールアイって、
どんな施術?
目のまわりに特化したサーマクール。
サーマクールは、高周波を照射して、肌の奥に熱を加えることで、シワやたるみを解消を目指した治療方法。レーザーや赤外線よりも肌の深い部分にまで熱を伝えることができます。
通常のサーマクールでは皮下2~5mmにまで熱が伝わるため、眼球に熱が到達してしまう恐れがあり、目のまわりには、レーザー照射はできませんでした。
それを、眼球のある部分にも施術できるよう、熱の発生深度を浅くしたものが、サーマクールアイです。
目元専用のチップを使うことで、まぶたを引き締め、引き上げやたるみの解消を目指しているそうです。
目のまわりの皮膚の表面を傷つけることなく、皮膚の深部に熱を送り、コラーゲンを収縮させることによって目尻のハリを改善するので、目尻の小じわにも効果的。皮膚深部のコラーゲンが少しずつ活性化することで、1~3ヶ月かけて目のまわりの小じわが改善していきます。
費用の目安は、1回9万円~16万円程度です。
向いている人
- 目元のちりめんじわが気になる人
- 目の周囲の小じわだけでなく顔の小じわも気になる人
- 手術に抵抗がある人
向いていない人
- まぶたのたるみが気になる人
- 目の周りのたるみが気になる人
- 上まぶたが重く感じてきた人
- 二重の幅が狭くなってきた人
効果の持続期間 | 48時間以内に肌のハリが感じられる。3~4ヶ月くらいでゆっくり効果が出始め、6ヶ月くらいまでは引き締め効果がある。 半年~1年に1回程度施術を受けるとより効果的。 |
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ダウンタイム | 施術時間は20~30分ほど。ダウンタイムはほとんどない。 |
注意点(リスクや副作用) | ・副作用はほとんどないが、ごくまれに、軽度の水疱形成がある ・施術中は軽い熱感と軽度の痛みがある ・施術後は一時、肌が敏感になり、乾燥しやすくなったり日焼けをしやすい状態になるので保湿と日焼け対策を十分に |
境院長よりコメント
Doctor’s comment
サーマクールアイで、まぶたのたるみを解消するのは難しい
サーマクールアイは上眼瞼の引き締め効果はあるものの、余剰皮膚を短縮するはっきりとした効果や下垂を改善するものはありません。
そのような効果が期待できる施術は、眉下切開をはじめとする皮膚を切り取って縫う手術だけです。
高周波のエネルギーは脂肪を減少させる効果がありますが、目袋のふくらみには効果的ではないでしょう。
目袋は眼窩脂肪が飛び出して形が見えている状態です。高周波は皮下脂肪は減らしても眼窩脂肪まで減らすことはできないと思います。
そもそもそんなに深くまで影響があると、目にも何らかの悪影響があるかもしれません。
かえって、眼窩脂肪である目袋のふくらみが目立つ可能性があります。
眉下切開って、
どんな施術?
眉毛に沿ってメスを入れ、眉毛のすぐ下のたるみや厚みを取り除きます。残った部分を上に引っ張ることで、たるみで隠れていた二重の部分が現れてきます。
眉毛側の皮膚を切除するため、仕上がりが自然です。
ただし、眉下切開は一般的に、眉毛の生え際から眉毛の毛根に沿って切開するため、縫合の際、眉毛の毛根に傷がついたり、眉毛が抜けて傷跡が目立ってしまうというデメリットがありました。
このデメリットは、眉毛の中から下側に向かって切除することで毛根を傷めず、傷跡も眉毛の中に隠れる「毛包斜切断法」という方法にすることで解消されます。
眉下切開をすることによって、眉毛と目の距離が狭まることがありますが、目の形をいじるわけではないので、手術がばれにくいという特徴があります。
クリニックによって、切開する部分や量は異なります。仕上がりが自然な手術ではありますが、一般的に眉毛の外側の付近だけを切除すると、縫合した際、眉頭が引きつれを起こしてしまうことが多々あります。
できれば、眉頭から眉尻にかけて、バランスよく切開すると、目が全体的にパッチリとして、引きつれも抑えることができます。
費用の目安は、25万円~38万円程度です。
向いている人
- 自然に若々しく見えるようになりたい人
- 上まぶたが下がり、目が三角形になってきた人
- 上まぶたが腫れぼったくて重い人
- 二重の幅を自然に広げたい人
- 一重で目を大きく視野を広げたい人
向いていない人
- いわゆる美容整形したい人
- 別人のような顔になりたい人
効果の持続期間 | 効果は半永久的。眉下切開は3割の皮膚を切除するため、老化や加齢で皮膚がたるんだとしても影響はないと考えられる。 |
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ダウンタイム | 施術時間は30~45分ほど。抜糸は1週間で、ダウンタイムは通常3~4日程度。上まぶたの腫れがあるが、1~2週間で治まる。 |
注意点(リスクや副作用) | ・副作用としては内出血や腫れが多い ・筋肉や脂肪を取る場合には痛みやしびれ、違和感などが起こることも ・眉毛の形の変化や二重のラインの変化がある場合がある ・目の開きがよくなることで、目が乾きやすくなることがある |
境院長よりコメント
Doctor’s comment
医師の技量によって、出来栄えが大きく異なる施術です
上まぶたのたるみの原因はさまざまですが、そのほとんどは皮膚のたるみである「上眼瞼皮膚弛緩症」と筋膜のたるみである「腱膜性眼瞼下垂」と言えます。
腱膜性眼瞼下垂の治療が挙筋前転法などのいわゆる眼瞼下垂の手術で、上眼瞼皮膚弛緩症の治療が眉下切開・眉下リフトです。
眉下切開・眉下リフトの長所は、二重ラインや二重になりやすい皮膚を切り取らないので、整形チックな二重になりにくいこと、皮膚まで効率よく分厚い皮膚をまぶたの外側まで取れること。
そして、比較的ダウンタイムが短いことです。
ちなみに、眼瞼下垂の手術や眉下切開を受ける場合の注意点ですが、眼瞼下垂の手術や眉下切開など、たとえ同じ手術名であったとしても、切開する部位や切り方、切開量、中縫いの縫い方、皮膚縫いの縫い方など、どれを取っても執刀医によって全く違うことをする手術です。
そして、医者の個人差(技術の差)は患者さんの体質や顔立ちの差以上の開きがありますので、出来栄えが大きく異なってきます。
また、一旦手術を受けると、同じ手術名でも執刀医ごとに全く違うことをされているので、同じ分野の医者同士であっても前回の手術でどのように切ってどのように縫っているのか全くわかりません。このため、修正手術はとても大変で何回修正しても初回手術ほど良い結果がでないこともあります。
カウンセリングと同日手術などは論外で、眉下切開を受ける場合は複数個所にカウンセリングに行ってしばらく悩んでから受けても良いくらいです。
境院長よりコメント
Doctor’s comment
ボツリヌストキシン注射は、たるみ治療ではない!?
「ボツリヌストキシン注射」は、表情じわの原因となる表情筋の動きをブロックすることで、シワを改善していく治療法。合併症やリスクが極めて少ないですが、一般的にたるみの治療ではないと思われます。
まぶたの状態、個人差によって、「ボツリヌストキシン注射では効果が実感できないことがある」とネットに書かれていることもありますが、患者さんから「効果を実感できない」という話を聞くことが多いので、やはり「シワの治療」だけど「たるみの治療」ではないと言えそうです。
たるみと重力は非常に強敵ですので、たるみ取りの手術が必要になる可能性が高いです。
しかも、まぶたのたるみを改善できると、額など目のまわりのシワが劇的に改善できることはよく知られています。