リフトアップ効果が高いのはどっち?
【スプリングスレッドVS他の施術】
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リフトアップの理想と現実
「4.肌が凸凹になる」
リフトアップ治療を受けた結果、肌の表面がデコボコになってしまうことがあります。どうして、シワやたるみを解消する施術で、デコボコになってしまうのでしょうか?その理由を施術別に解説します。
リフトアップ治療を受けたけれど…
顔のシワやたるみを改善したくて施術を受けたのに、イメージと違った仕上がりになったり、かえってひどい状態になったりする人もいます。特に、ヒアルロン酸注入による失敗が多いようです。
- 「成長因子入りのPRP治療を受けました。直後は変化を感じませんでしたが、だんだん膨らんでくるという説明だったので、ワクワクしながら待っていました。現在、3か月経ちますが、結果はと言うと頬が異様に膨らんだ一見してそれと分かるような顔になってしまい、どうしたらいいのか悩んでいます。」
- 「両目の下まぶたにヒアルロン酸を注入しました。1ヶ月くらい経ちますが、右側はヒアルロン酸が固まってしまったのか、デコボコがあります。クリニックに相談したら『自然になじみます』と言われたけど、本当にこのままでいいのか心配です…」
- 「2か月前に、ほうれい線にヒアルロン酸を注入したのですが、ボコッと膨れて硬くなっています。この硬さが何なのか気になります。ヒアルロン酸の施術後は、みんなこんな感じになるのでしょうか?」
注入・注射の場合(ヒアルロン酸)
切開する必要がなく、注射などでヒアルロン酸を注入する方法は、手軽でダウンタイムもないため、たるみやシワの改善に人気の施術です。
しかし、注入する量を間違えてしまうと、肌がデコボコになってしまうことがあります。
例えば、目の下のたるみにヒアルロン酸を入れてふっくらさせ、ハリを出すことでたるみを解消できます。
しかし、必要以上にヒアルロン酸を注入してしまうと、目の下が膨らみすぎて不自然な表情になってしまいます。
また、目の下の皮膚は薄くてデリケートなので、注入量が多すぎると、吸収されずにしこりのように固まり、表面にデコボコができてしまうことがあります。
注入量だけでなく、使用するヒアルロン酸の質が悪い場合も、しこりになったり、デコボコの原因になります。ヒアルロン酸には、厚生労働省に認証されているものから※、粗悪なものまであります。
料金の安いクリニックでは、品質保証がされていないヒアルロン酸が使われていることも考えられるので、厚生労働省から認可を受けているか、どの製剤を使うのか、施術を受ける前に確認することをおすすめします。
糸治療の場合
糸を挿入してリフトアップをする場合、糸を通す位置や深さによっては、ほかの部分よりも上がりすぎたり、皮膚がよれた状態になり、デコボコに見える場合があります。
また、表皮に平行に入れていた糸がずれて、真皮に刺さってしまった場合、バランスが歪んで、肌の表面がボコッと膨らんだり、くぼんだりすることがあります。
特に、突起の大きな糸を使用している場合、デコボコが目立つことが多いようです。
糸のリフトアップとして有名な「金の糸」は、金属アレルギーの人が使用すると、拒否反応が強く出てしまい、肌がデコボコになってしまうことがあります。
リフトアップ効果が高い「スプリングスレッド」は引き上げる力が強いため、デコボコや糸の跡が出やすい施術でもあります。こうした事態は、医師の技術力によるところが大きいため、医師選びはとても重要です。
切開手術
脂肪を取り除いたり、余分なたるみを切除する切開手術では、効果を感じられなかったということはほとんどありませんが、その反面、脂肪を取りすぎたり、左右差が出てしまうことがあります。
代表的な切開手術であるバッカルファット除去では、脂肪を取りすぎて、頬がへこんでしまうというケースが多々あるようです。
バッカルファット除去による影響は、顔全体に及びます。
バッカルファットがなくなったスペースに、その上にあった脂肪が落ちてきて、凸凹になったり、肌のハリがなくなって施術前よりも老けて見えてしまうこともあります。
また、バッカルファットを切除する量によっては、左右差が出ることがあります。左右のバランスが取れずに、不自然な表情になってしまうこともあります。
さらに、バッカルファットで脂肪を大量にとってしまうと、皮膚が余ってしまい、それによってもっとたるみが出てしまう場合もあります。
♢♦♢ このサイトで紹介している「フェイスリフト」の費用や施術時間、リスク等について ♢♦♢
- 【注入治療(ボトックス)】
- 費用:1部位あたり1万~5万円(全顔に施す場合は5万~15万円)、 施術時間:5分~10分、効果の継続期間:2・3ヶ月~半年
- リスク:※そもそもリフトアップには不向き。軽い痛みあり。術後に内出血や腫れが出ることがある。技術により注入部分が凹凸になることがある。ダウンタイム:3日~5日程度
- 【レーザー等照射治療】
- 費用:1回あたり2万~40万、 施術時間:30分~60分、 効果の継続期間:3~6か月
- リスク:軽い痛みあり。術後、赤らみやほてり、ピリピリ感など、軽いやけど症状が現れることがある。ダウンタイムは数日程度。
- 【高周波治療】
- 費用:1回あたり2万~5万、 施術時間:30分~60分、 効果の継続期間:3~6か月
- リスク:痛み・ダウンタイムほぼなし。敏感肌の人は肌が赤らみやほてりが出ることがある。
- 【美容鍼】
- 費用:1回あたり20万~70万、 施術時間:30分~60分、 効果の継続期間:3~6か月
- リスク:内出血を起こすことがある。定期的に施術を受ける必要がある。持続が短い。ダウンタイムほぼなし。
- 【スレッドリフト】
- 費用:1本あたり2万~10万(6本平均15万~70万円)、施術時間:30分~2時間、効果の継続期間:3年~5年
- リスク:糸の挿入部分がひきつれを起こすことがある。糸が体内に残る。針の挿入部に、腫れや内出血、むくみが起こることがある。ダウンタイムは1~2週間程度。
- 【切るフェイスリフト】
- 費用:50万円~200万円、施術時間:2時間~3時間、効果の継続期間:5年~10年
- リスク:傷跡が残る。術後の痛み、腫れ、むくみ、内出血が起こる。ダウンタイムは2週間~1か月。
境院長よりコメント
Doctor’s comment
「金の糸」治療が減ってきた背景について
糸にコグ(トゲ)が付いていない金の糸は、組織を引っかけて物理的に持ち上げるリフトアップではありません。
そのため、リフトアップ効果はほとんどなく、溶ける糸が吸収されるときと似ているのですが、金の刺激でさまざまな物質が出たり、コラーゲンが増えたりすることによる、引き締めや肌質改善が主な効果です。
糸にカーブをかけたり、格子状に糸を入れてハンモック状に組織を持ち上げると言われていますが、受けた人が実感できる効果はとても短く、腫れている数日くらいのようです。
また金の糸は、比較的アレルギーが多く、金属アレルギーは大変であるにもかかわらず、金はイオン化して溶けるため、取り出すことができません。
そのうえ、MRIや高周波を受けられないといったデメリットもあるので、最近ではめっきり行われなくなった治療のひとつです。