
リフトアップ効果が高いのはどっち?
【スプリングスレッドVS他の施術】
※本サイトで提供しているすべての情報は、六本木境クリニック・境 隆博院長の見解によるものです。
シワやたるみ解消をアピールした「リフトアップコース」や「フェイシャルトリートメント」など、エステにはいろんなコースがあります。専用マシンを使ったり、エステティシャンの施術を受けることができますが、本当に効果があるのでしょうか?
エステで受けられる施術とその効果、エステとクリニックの違いについて解説します。
エステで使用されているラジオ波(RF)は、「高周波」とも呼ばれる電磁波のひとつ。エックス線やガンマ線とは分類が異なり、人体に悪影響を与える恐れのないものです。
ラジオ波を照射すると、ジュール熱という熱が発生し、体の奥から体温が上がり、血行やリンパの流れが促進されて代謝に働きかけることができます。
ラジオ波には、モノポーラ方式とバイポーラ方式という2つの方式があります。
モノポーラ方式は、体を2つの電極で挟み、マイナスとプラスの電極が体全体を通るようにしているため、体に電流を通すことができ、体に振動を与えることができます。
バイポーラ方式は、ヘッドの先端部分にマイナスとプラスの電極があるので、その周囲にのみ、電流が流れる仕組みになっています。そのため、体の表面しか温めることができません。
ラジオ波によって体温が上がり、血行が促されると、代謝も促進されます。肌の代謝がよくなると、ターンオーバーの働きがサポートされます。
さらにラジオ波は、加齢によって減少するコラーゲンに熱損傷を与えることで、コラーゲンを生成している線維芽細胞が活性化し、コラーゲンの生成が促されます。
光フェイシャルは、レーザーよりも優しい光のIPLまたはLEDを照射することで、しみ、くすみ、そばかすなどの肌トラブルに働きかけてくれるマシンです。
単一指向性のレーザーとは違い、幅広い光を照射することで、より広範囲の治療ができます。
出力も比較的小さいので、肌へのダメージが少なく、ダウンタイムも短く、副作用も起こりにくい施術と言われています。
「光フェイシャル」は、エステで行われる施術の名称で、クリニックでは「フォトフェイシャル」と呼ばれています。どちらも、光を照射する施術ですが、使用するマシンが異なります。
エステで使用されているマシンのほうが、クリニックのものよりも出力が小さく、肌へのダメージも、より少ないのが特徴です。
光によって肌に刺激を与えることで、しみの原因となるメラニンなど肌トラブルに働きかけると言われています。
メラニンに吸収される波長の光を照射することで、毛穴や乾燥、肌の赤み、ざらつきなど、肌トラブルの予防にも用いられています。
光フェイシャルの場合、肌へのダメージが少ないというメリットがありますが、早急に、目に見えてはっきりわかるほどの効果が出にくい施術でもあります。肌の質感をサポートするという意味合いのほうが強いかもしれません。
EMSは、「Electric Muscle Stimulation」の略で、電気筋肉刺激の意味。つまり、肌に電気を流して筋肉を刺激し、血流を促進できる施術だそうです。
電気によって強制的に筋肉が動かされ、筋トレをしたような効果を与えてくれるのがEMS。その顔への施術がEMSフェイシャルです。
EMSによる筋肉運動は、自発的に行う運動よりも筋肉を動かしてくれると言われています。
EMSで流す電磁波は「エムキューブ波」で、高周波の電流を変化させながら体の深部へ送り込みます。筋肉を緩めて引き締める波形とも言われ、周波数が常に変化しているので、筋肉が電気刺激になれることも防げます。
電気による刺激のため、皮膚への負担が少ないというメリットもあります。
EMSフェイシャルには、筋肉を動かす働きがあります。EMSの振動によって血流が促進されて代謝が促されることで、シワ、しみ、むくみの予防にもつながるといいます。
電流による刺激によって、肌のハリにも働きかけると考えられています。
まず、エステとクリニックでは、受けられる施術が違います。
エステは、機器や手技を用いたトリートメントが主なのに対し、クリニックは機器の使用はもちろん、症状に応じて薬剤を注入したり、切開手術を行なうことができます。
光を照射する機器を使用するにしても、エステは出力の弱い機器しか使うことができませんが、医師が施術を行うクリニックであれば、高出力の機器を使用することができます。
また、万一のトラブルが起こった場合、冷却したり化粧品を使ったケアが中心になるエステに対し、クリニックでは薬の処方ができるため、迅速に対応してもらうことができます。
1回あたりの価格は、エステのほうが安いケースが多いですが、エステでは数回で治療が完了することは難しく、長く通う必要があります。
クリニックの場合、軽度なものであれば、数回で治療が完了することもあります。
エステのメリット
クリニックのメリット
監修医師Supervised
六本木境クリニック
境 隆博(形成外科医)
カウンセリングから施術まで、すべて私が担当します。
たるみの本質と向き合い、一人ひとりに最も適した治療を提案いたします。
ひとりで悩まないで、
相談に来てください
私は美容医療に携わっていますが、受けなければいけない美容医療なんてないと思っています。
ただ、誰にでもコンプレックスや悩みがあって、それが自分の顔や外見に関することの場合、誰かに相談するのは勇気がいることです。
私は、そういった不安をすべて解消すること、その方にとって最適な施術を考えること、前向きな気持ちになれることを心がけています。
また、美容医療はイメージだけでなく、料金・効果・安全性も考慮して検討するものです。 私は不安が完全になくなるまで、施術は受けるべきではないと考えています。
だから、どんな些細なことも、ご相談ください。
顔のたるみ・シワに関する不安・疑問など、
ご予約は、お電話のみ受け付けています。
境院長よりコメント
Doctor’s comment
エステに通ったことで、たるみが促進した患者さんをたくさん見てきました
私のクリニックに相談に来られる女性には、エステ経験者がとても多いです。
エステでは「トリートメントなどの刺激を与えることで、たるみが改善します」と説明しているようですが、私はそこに疑問を感じます。
エステでの施術で、肌がふっくらしたり、キメが細かくなったり、ハリが出たりして「たるみが解消した!」と、まるで「効果」のように感じるかもしれません。
だけど実際は、トリートメントによって組織が反応し、腫れや浮腫(むくみ)となっているだけかもしれません。
事実、六本木境クリニックに来院した人に限って言えば、エステに通っていた人の多くが、通うのを止めたとたん、エステに通う前より、たるみが促進してしまったといいます。
わたくしお顔をさわればさわるほど靭帯などの支持組織がゆるむので、お顔がたるむという説明が一番納得が行くのですが、そうすると、エステやトリートメントなどはお顔をたるませる行為ということになります。でも、聞いたところによるとヨーロッパの超高級エステではお顔を強くさわったりはしないそうです。