
リフトアップ効果が高いのはどっち?
【スプリングスレッドVS他の施術】
※本サイトで提供しているすべての情報は、六本木境クリニック・境 隆博院長の見解によるものです。
顔のたるみを治すために、さまざまな方法を試みている人もいると思います。サプリメントは、手軽に始められる人気の方法です。サプリメントでたるみを解消し、リフトアップさせることはできるのでしょうか?
ここでは、美容系サプリメントとしても人気のプラセンタ、コラーゲン、ヒアルロン酸をピックアップ。それぞれの特徴と効果についてまとめています。
プラセンタとは、哺乳類の胎盤から抽出した胎盤エキスのこと。プラセンタには、以下のような種類があります。
・ヒトプラセンタ…医療機関で注射薬として使用されています。サプリメントとして使用されているものは、主に豚、馬、羊です。
・豚プラセンタ…生産量が多く価格も手頃。アミノ酸、タンパク質、核酸、成長因子などの成分がバランスよく含まれています。
・馬プラセンタ…ほかのプラセンタの約300倍ものアミノ酸が含まれています。サラブレッドが用いられているため、管理体制や血統もしっかりしているのですが、生産数が限られるため、価格は高めです。
・羊プラセンタ…北米や欧州でメジャーなプラセンタ。アミノ酸組織が人間のものに似ているため、人間の体になじみやすいと言われています。
・植物性プラセンタ…胎盤ではなく、植物の「胎座」という部分が使われています。アミノ酸、ビタミン、ミネラルは豊富ですが、成長因子が含まれていないため、動物性プラセンタとは別の成分だと思った方がいいかもしれません。
プラセンタには、アミノ酸、タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル、核酸、酵素などの栄養素が豊富に含まれています。
肌への働きとしては、アミノ酸や成長因子による肌の新陳代謝の促進や、抗酸化作用があります。こうした作用により、紫外線のダメージによるしみやシワをケアする効果が見込めるといいます。
また、アミノ酸、ペプチド、核酸、ヒアルロン酸などの働きにより、新陳代謝がアップし、コラーゲンの生成が促されると言われています。
ほかにも、保湿に欠かせないNMF(天然保湿因子)の主成分であるアミノ酸が豊富に含まれていることから保湿効果が期待できたり、メラニン色素の生成に関わる「チロシナーゼ」の働きを止める作用があるため、シミを予防する効果もあるとされています。
肌への効果だけでなく、プラセンタには、自律神経やホルモンバランスを調整したり、代謝を活発にして臓器や細胞の働きを活性化させたり、病気への抵抗力を高めたり、抗アレルギー・抗炎症作用があるそうです。
コラーゲンは、ヒアルロン酸やセラミドとともに、肌に欠かせない保湿成分です。もともと人間の体内にあり、体の弾力さやしなやかさに欠かせません。
コラーゲンの約40%は皮膚に、約20%が骨や軟骨に、残りは内臓や血管など、全身に存在しています。そして皮膚にあるコラーゲンは約70%が真皮層に含まれています。
人間の体内には、約30種類のコラーゲンがあると言われていますが、コラーゲンには、肌にハリや弾力をもたらしたり、骨を丈夫にしたり、関節をスムーズに動かしたり、血管をしなやかに保つという働きがあります。
しかしコラーゲンは加齢によって減少してしまう成分でもあります。コラーゲンが減少すると肌のハリや弾力が失われ、やがてたるみを生じさせてしまうといった意見があります。
コラーゲンは真皮の中に網目状に張り巡らされていて、そのコラーゲンをエラスチンが結びつけ、ヒアルロン酸がコラーゲンとコラーゲンの間を埋めています。
つまり、コラーゲンは皮膚の土台。コラーゲンは加齢によって減少しますが、コラーゲンが減ってしまうと表皮を支える力が弱くなり、肌のハリや弾力が失われてしまうと言われています。
コラーゲンには、皮膚の表皮細胞の新陳代謝を促進する作用があります。
このほか、コラーゲンは、関節の軟骨の弾力性を保つサポートや丈夫な骨を作るサポートをしたり、血管に働きかけて血管が傷ついた時にサポートするという働きもあります。
ヒアルロン酸も、コラーゲン同様、人間の体内にもともとある成分で、コラーゲンやエラスチンとともに、細胞と細胞の間に存在しています。
ヒアルロン酸は、ムコ多糖類のひとつですぐれた保水力を持っていて、1gのヒアルロン酸は6リットルの水を保持できるとされています。その保水力によって、肌の弾力やみずみずしさが保たれているそうです。
しかしヒアルロン酸は、赤ちゃんのときがもっとも多く、年齢を重ねるごとに減少していく成分。30代から急激に減り始め、40代では赤ちゃんのころの約50%、60代になると約25%にまで減少してしまいます。
加齢によって肌のハリや弾力が失われるのは、保水力の高いヒアルロン酸が減少してしまうからだとされています。
ヒアルロン酸は1gあたり6リットルという保水力をもち、細胞と細胞の間をつなぎとめたり、クッションのような働きを担っています。
ヒアルロン酸があることで、肌の保湿やハリ、弾力が保たれます。それにより、肌のたるみやシワを予防する働きが期待できます。
また、ヒアルロン酸は、セラミドなどの細胞間脂質とともに肌の機能を維持する働きがあると考えられています。
ほかにも、ヒアルロン酸には生理痛や更年期障害、関節痛をサポートする働きがあると言われていますが、加齢によって減ってしまう成分です。ヒアルロン酸が減少すると、肌の保水力が低下します。すると肌のハリや弾力性が失われ、シワやたるみが生じるといった意見もあります。
監修医師Supervised
六本木境クリニック
境 隆博(形成外科医)
カウンセリングから施術まで、すべて私が担当します。
たるみの本質と向き合い、一人ひとりに最も適した治療を提案いたします。
ひとりで悩まないで、
相談に来てください
私は美容医療に携わっていますが、受けなければいけない美容医療なんてないと思っています。
ただ、誰にでもコンプレックスや悩みがあって、それが自分の顔や外見に関することの場合、誰かに相談するのは勇気がいることです。
私は、そういった不安をすべて解消すること、その方にとって最適な施術を考えること、前向きな気持ちになれることを心がけています。
また、美容医療はイメージだけでなく、料金・効果・安全性も考慮して検討するものです。 私は不安が完全になくなるまで、施術は受けるべきではないと考えています。
だから、どんな些細なことも、ご相談ください。
顔のたるみ・シワに関する不安・疑問など、
ご予約は、お電話のみ受け付けています。
境院長よりコメント
Doctor’s comment
サプリメントでシワ・たるみが改善できる確率は0%!?
リフトアップやフェイスリフト・ほうれい線への効果をうたった商品はたくさんあります。
サプリメントもそのひとつですが、サプリメントを飲んでシワやたるみ・ほうれい線が改善されたなんて、聞いたことがありません。
コラーゲンやヒアルロン酸など、肌にいいと言われている成分をサプリメントで飲むことで「からだの内側からケアします」ということなのでしょうが、実際のところ、成分がそのまま肌に作用するわけではありません。
つまり、コラーゲンのサプリメントを飲んだところで、それが皮膚内に取り込まれ、シワやたるみ・ほうれい線を改善できるわけではないのです。